グラスホッパー
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グラスホッパー伊坂 幸太郎 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
評価:★★★☆☆
初めてこの人の小説を読んだ。
前から気になっていたのだけど、たまたま読む機会がなかった。
全体的に暗い話ではあるのだろうけど、この人の作品性がそうなのか、不思議と暗い印象は受けなかった。
文体やセリフ、登場人物の人柄がそうさせるのかもしれない。妙にサバサバとしていて、潔い感じ。小説自体が「軽い」というか。いや、悪い意味ではなくて。
セリフや全体の文章は結構独特なものがあり、俺は好きだ。
だけど登場人物のセリフが、男も女もあんまり変わらないんだな。
覚えている限り、4人の女性が登場するのだけど、その内3人は同じようなしゃべり方で、性格の差みたいなものがない。
あと、この作者の心理描写や情景描写の比喩が、芝居がかっているというか、ちょっとだけ鼻に付いてしまい、好きではなかった。
内容的には嫌いじゃない。
ただ、3人の視点で物語が進むのだけど、どの人に感情移入していいやら、結局どのキャラにも大した感情移入は出来なかった。
ラストは俺の予想を裏切るものであり、それが良いのか悪いのかは別にして、「こうなれば良いな」と言うものではなかったので、ちょっと残念だった。
何にしても、「他の作品も読みたい」と思わせてくれる作者でした。
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