デセプション・ポイント(上)
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デセプション・ポイント 上 ダン・ブラウン 越前 敏弥 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
評価:★★★★
「NASAが北極の棚氷に埋まっていた隕石から、地球外生命体の痕跡を発見した」
素晴らしい殺し文句で始まったのが、本作の上巻だ。
ポイントは「NASA」それと「地球外生命体」だ。この2つのワードが出てきてしまった以上、面白くないはずが無い。
俺にとってこの2つは、小説に限らず、映画でもマンガでも、その面白さを保証する太鼓判的な意味を持つ。
そしてその期待通り、読み進めるにつれ、面白さが右肩上がりに増していった。
このままの勢いが続けば、本作に対して最高評価を下さなければならないな、そんな事を思いながら、寸暇を惜しんで読み耽ったものだ。
しかし事態は上巻の後半から、思いもよらない展開になった。
と言っても、俺にとっては全く「まさか」ではない。容易に予想できる2つの展開の内の1つに進んだだけだ。(正確に言えば、上巻の時点では「進みそうな」だが)
俺が予想した2つの展開とは、地球外生命体の発見が「本当」だった場合と「捏造」だった場合だ。
両者は全く性質の違うものであり、どちらに進むかによって、その後の展開は大きく異なるだろう。
そして非常に残念な事に、本作は俺が望んでいた方ではない、逆の展開に話が進んでしまったのだ。
その事を薄々分かってくるのが、上巻の後半だ。
従って、この辺から面白さにブレーキが掛かり始め、不安を残したまま、下巻へと突入する事と相成った。
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